自転車のフレーム?
- 2025.10.06
- ブログ
E-Type のシャシー構造は、フロントバルクヘッド迄がモノコック構造で、
エンジンや足回りが組まれるその先は、鋼管で組んだサブフレーム構造、となります。
ですので正確には、モノコック+(フロント)サブフレーム、となるのですが、このサブフレームに使われている鋼管が昔、高級自転車等で大変有名なレイノルズ製531鋼、なのです。
Tube Investments Reynolds Ltd.か開発/製造していた高品質なクロム・モリブデン(クロモリ鋼)で、
高級自転車フレームの定番素材で非常に有名でした。
この写真はSr.14.2LHDのサブフレームを下から見た所になります。
横からの写真 ロアアームはこの位置に取り付けられています。その先がラジエターマウント。
この鋼管を何種類かを組み合わせて、フロントバルクヘッドにボルト止めしてあるのですが、
やはりフルモノコックに比べればシャシー剛性は低いですが、しなやかな乗り心地と適度な”しなり”で、
尚且つアクシデントがあった際にも部分的に交換が出来るという、メリットがあります。
現在ではオリジナルのこの鋼管を維持している個体は大変少ないと思われますが、既に生産は中止されているので
代替として今入手出来る部品は新素材で製造されているのでしょうか。調べてみたいところです。