GQ JAPAN 愛車の履歴書
- 2025.11.27
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https://gqjapan.visitlink.me/pTpMOW 萬田久子さん ーVol22
https://gqjapan.visitlink.me/5S5gPF 小林麻美さん ーVol27
車両提供しました!

お二人ともとっても素敵ですね!


https://gqjapan.visitlink.me/pTpMOW 萬田久子さん ーVol22
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車両提供しました!

お二人ともとっても素敵ですね!
以前のブログでも書きましたが、弊社在庫車は、委託車両を除いて販売価格に
整備代及び気持ち良く乗って頂ける為の内外装等の仕上げ作業が含まれています。
在庫車を何もしないで、旧いからと言って現状でお渡しすることはありません。

今回ご納車させて頂いたこの1967年E-Type Sr.14.2OTS(OpenTwo Seater)
も、気になるところは全て手を入れてお出ししました。
塗装が悪くなっていた個所の補修及び内装の手直し、トランクルームの内張は全て新品に交換、
そして機関関係は電装品のアップデート及びブッシュ類の交換etcと多岐に渡りますが、この個体はクラッチ残量が少なく、交換することにしました。

クラッチ交換は、エンジン/ミッション本体を降ろさなくてはならないのですが、そうするとこの際修理若しくは交換しておいた方が良い部品などが
多々出てきます。またエンジン等が載っていると、普段手が入らない場所まで奇麗に清掃することも出来るので良いですね。
上に映っているのがギアボックス本体。この際ギアボックスも徹底的に清掃です。
この個体、オリジナルの竹とんぼの様な電アディショナルファンが残されていますね。
殆どのSr.1E-Typeはこのオリジナルファンモーターを取り付けるマウント(フレームの一部)が切り取られて引きファンが取り付けられていますが、
今回はこのシュラウドの中に納められる最大の引きファンではなく、ラジエター前に押しのアディショナルファンを装着。
オリジナル状態を尊重しました。

ついでにブレーキ/足廻りも全て外し、交換が必要な部品は全て交換。

エンジン本体もリペイント及び徹底的に清掃です。
エンジン本体に問題は全くありませんでした。
納期が若干遅れてしまいましたが、オーナー様にはきっとご満足して頂ける個体に仕上がったのではないか、と思います。
10月12,13日御殿場で行われた
SP/SR オーナズクラブ(SROC)の創立50周年記念祝賀会にCSP311(初代シルビア)で参加してきました。

クラブ名を略すとSROCで、SR311のみのクラブの印象を受けますが、このクラブの扱う車種は
DATSUN S211/SPL212,213/SP310,311/CSP311/SR311
と主に創世記のダットサンロードスター及び派生モデル、と幅広いのですがやはり圧倒的に台数が多いのはSR311。

40台近いSP/SR系が集まる風景には圧倒されました、
1975年に創立、今年で50年もの長きにおいて、現在まで高橋会長を代表とするこのクラブが、休むことなく運営されてきたのは
まさしく”継続は力なり”の一言に尽きます。
実は僕も45年前はクラブ員でした。つい最近の感、なのですが。。
やはりこのクラブも高齢化が進んでいて、若手がほとんどいないのは正式な自動車クラブのご多分に漏れず、ですが
皆さんとてもお元気!で全国各地から自走で集まって来ていました。

12日夕方から御殿場高原ホテルで行われた祝賀会。

記念品の数々の中に入っていた50年史、クラブの足跡。
正統派自動車クラブのお手本のような内容で素晴らしい。
翌13日は富士モータースポーツミュージアム見学へ移動、というスケジュールでしたが、
これには参加せず帰宅しました。

高橋会長(中央)と静岡5,のシングルナンバーを持つ高橋会長の愛車、最終型(S45)SR311と。
60周年に向けてまだまだ頑張って下さい!
E-Type のシャシー構造は、フロントバルクヘッド迄がモノコック構造で、
エンジンや足回りが組まれるその先は、鋼管で組んだサブフレーム構造、となります。
ですので正確には、モノコック+(フロント)サブフレーム、となるのですが、このサブフレームに使われている鋼管が昔、高級自転車等で大変有名なレイノルズ製531鋼、なのです。
Tube Investments Reynolds Ltd.か開発/製造していた高品質なクロム・モリブデン(クロモリ鋼)で、
高級自転車フレームの定番素材で非常に有名でした。

この写真はSr.14.2LHDのサブフレームを下から見た所になります。
横からの写真 ロアアームはこの位置に取り付けられています。その先がラジエターマウント。
この鋼管を何種類かを組み合わせて、フロントバルクヘッドにボルト止めしてあるのですが、
やはりフルモノコックに比べればシャシー剛性は低いですが、しなやかな乗り心地と適度な”しなり”で、
尚且つアクシデントがあった際にも部分的に交換が出来るという、メリットがあります。
現在ではオリジナルのこの鋼管を維持している個体は大変少ないと思われますが、既に生産は中止されているので
代替として今入手出来る部品は新素材で製造されているのでしょうか。調べてみたいところです。


1975年BMW2002.正規輸入車LHDでA/T.フィヨルドブルーという写真では濃く見えますが、薄いブルーのメタリックです。
ジャガーで言うところの、E-Typeの時代ではオパレスセントシルバーブルー、XJ-S辺りだとダイヤモンドブルーとか、アイスブルーによく似た
このカラーは、70年代のBMWのカラーの中ではとても好みのカラー、でした。
3シリーズが誕生する前のBMWコンパクトは、昔からとても興味があり以前マニュアルのTiiを買いそびれて以来、敢えて探す程ではなくとも
気にはしていましたが、BMWマニアの先輩にエンスーの杜に出ていたこの個体を紹介され、初めは02に興味がある友人に紹介したのですが、
出ていた写真とYouTubeを何度も見て、そして紹介文を読み直しているうちに俄然自分用に欲しくなり、
”これ買わなければもう02を買うことは一生無いな”
まで思うように(笑)
善は急げで担当者に電話したところ、既に5人待ちの状態。サイトにアップされて間もないのにやはり良いものは足が早いんだな、と納得。
あれこれやり取りした後、
どうしたら買えますか?と聞くと
見ないで即答して頂けたら、という返事。
思わず即答で”いただきます!”
という流れで、購入を決めてから1週間も経たないうちにで前オーナーの元から引き取ってきました。
コンデションを確認するために洗い出しの為約500キロ程走り、車検が真近だったので工場へ入れて
全体を見てみると。。。

掃除はしましたが、とても奇麗でオリジナルの状態を保っていたエンジンルーム。
実は46年間1オーナーの元にいて走行3.1万キロ。
次のオーナーが関西の専門店から4年前に購入して日常に使い、一気に3万キロ走破して現在6.1万キロなんですが、
説明文に偽り無し。

フロント足回り。勿論掃除はしましたが、それだけです。何も手を入れてません。
以前にレストアを受けた、とも思えない状態。

リア足回り。ブレーキホイールシリンダーからのオイル漏れがあった以外はこれまた問題なし。
とても50年前のクルマのタイヤハウスとは思えません。
如何にファーストオーナーが46年もの間大切にしてきたか、がよく判ります。

タイヤは装着されていた185/70-13はやめて、オリジナルサイズの165/82-13へ。
銘柄はヨコハマクラシックも試してみたかったのですが、クルマの雰囲気も考えてミシュランXAS(FF)に変更。
きっと走りも軽快になる、と期待しています!
因みに02のエンジン、M10のシリンダーブロックはご存知の方も多いでしょうが、
」
1973年にMARCH製F-2及びGroup6に独占供給、その後は各コンストラクターに供給された当時の最強2リッターエンジン、
名機の誉れ高いM12,と同じなんですよ。(写真は所有のMarch742/745BMW)

オートマ/クーラー付き、なので、普段使いとしてこれからのシーズンに向けて更に仕上げて乗り出すのが楽しみです!
数あるクラシックジャガーの中でも、飛び抜けた人気を誇るE-Type.
1961年から1975年迄の各シリーズやモデルの中でも、圧倒的な人気を誇るのが
Sr.1OTS(OpenTwo Seater)3.8または4.2なのですが、昨今の値段の高騰と、人気モデル故に
並行輸入された個体が殆どで、良し悪しの判断が細分化されてとても難しくなつている近年、
ジョーカーを引いてしまう可能性も比例して高くなって来ています。
Sr.1FHC(FixedHeadCoupe)についても近年同様な傾向がみられるのですが、
同じE-Type シリーズの中でも、Sr.1に比べ日本では若干人気が落ちるSr.3,は大きく手を入れられた
個体は少なく、殆どがU.S並行のOTSで、左ハンドルはクーラーの設定があった(右は無し)為に
オートマ/クーラー/パワステ(Sr.3は標準)が装備されている個体が多く、しかも値段もリーズナブル、
なのですが、やはりスポーツカーというよりも70年代初期のGT,という性格になります。
それならば、並行で入ってきた個体も少ないFHCの方が、大きなラゲッジルームを備え、2+2という構成から
益々GT的な要素が際立ちますが、探すとまともな個体が先ずありません。

写真の個体は、1972年 正規輸入車で新車からの2桁ナンバーを維持している、歴代オーナーにとても恵まれたSr.3FHC LHDA/T.
まず市場に出ることは無いと思います。よく整備された個体は、外気温が35度位あってもクーラーをかけていても酷い渋滞に巻き込まれなければ
大丈夫。
そして更に希少、というか、先ず市場に出ることが無いのが

1971年Sr.2FHC しかも正規輸入車で本国仕様RHD.これは本当にレア、です!
当時のU.S仕様が低圧縮(8:1)ストロンバーグ製のツインキャブにデチューンされたエンジンではなく、高圧縮(9:1)でS.Uトリプルキャブ。
Sr.2は生産時期が短かったのもありますが、Sr.1に比べブレーキ等もアップグレードされ、乗るにはE-Type シリーズの中では一番安全で扱い易い
モデルだと思います。並行で輸入されたSr.2のOTSはたまに市場で散見されますが、正規物の本国仕様FHCは先ず無い筈です。
この個体はB/W製のタイプ66A/Tにコンバートされ、後付けの国産クーラーも装備されていますが、車両代がリーズナブルな分自分の好みに
仕上げて普段使いしたら、最高にCool,だと思います!
8/9日富士スピードウエイにてGCリターンズ、の第1回目が開催されました。
ご存知の方も多いかと思いますが、富士スピードウェイを舞台として1972年から1989年迄、
行われていたシリーズ戦になりますが、大きく分けて3世代のグラチャンカーがありました。
Gen1 2リッター2座席時代
Gen2 2リッター1座席時代
Gen3 3リッター1座席時代

手前のオレンジがシェブロン製の2座席ボデイにフォード/コスワース製2リッターエンジンを搭載したGen1
奥のブルーがローラ製(F3000)シャシーにロータリーエンジン(3リッター相当)を搭載したGen3
の車両になりますが、自身の少年時代の大きな刷り込みもありますが、個人的には圧倒的にGen1、への思いが圧倒的に強いです。
シャシーはマーチ、シェブロン、ローラ、GRD、アルピーヌ等の外国コンストラクターを筆頭に
シグマ、ベルコ、いすゞ、マナ、EVA、等の国産コンストラクターも参入、
エンジンもBMW, FORD,マツダロータリー、三菱、トヨタ等多彩でした。
ドライバーも、メーカー系ワークスドライバーだった方から全くのプライベーター迄これまた多彩で、同じ
レースに色々な車種やレーシングドライバーの方が参加していたのも、Gen1が一番盛り上がっていた理由だとも思います。

今回は、昔一時的に所有していたこのシェブロンB23+Fordに、現オーナーである友人が乗って参戦する事になったので
応援がてら久々に富士迄行ってきました。(結果予選:クラス1位 決勝:クラス3位)

想像を超えての大盛況!
年配の方のみならず、高校生くらいの若い子もとても目につきました。
このイベントをオーガナイズした主催者(元GCチャンピオン)の方の熱意の賜物だと思います。

当時、ファンだった桑島正美さん(黒い稲妻)もシェブロンB19で他のレジエンドドライバーの方々と共に
デモ走行をしました!
今後、年3回のシリーズ戦として、国内各サーキットで開催される予定とか。
今後参加車両(今回は15台2台欠場)やドライバーも増えて行きそうな状況に現在あるので、回数を重ねるごとに
このイベントがどんどん盛り上がって定着していくと良いですね!

*当時の写真です。

16歳の時にハワイに留学してたお嬢様が、
”1回で免許が取れたら車を買ってあげる”
とお父上に言われ、当時のカマロの中古でお嬢様は良かったのに
”そんなものはダメだ”
の一声で、新車の1977年型メルセデスベンツ450SLC,の購入金額を現金でお父上がハワイまでお持ちになり!
なんと若干17歳にして購入、日本に戻るときに一緒に持ち帰ったという凄い逸話付きのSLC.
初代ソアラが出る随分前の話です。
それから約50年経った2025年の今、66歳になられたオーナーは近年海外暮らしが長い事と、断捨離の意味も
含めて平成30年に車検が切れた後、都内の半地下駐車場に動かさずに保管していましが、とうとう手放す事に。

バッテリーを繋いだだけで、長い眠りから手間をかける事無く目覚めてくれました!
ディラー車やヨーロッパモデルに見慣れたW107のメルセデスでは、今やまず見ることが出来ない前後のどでかい5マイルバンパー
と厳つい顔になる4灯火式ヘッドライトは、当時のアメリカ仕様の最大の特徴。
当時アメリカに慣れ親しんだ方にはこの方が懐かしいかも。
5マイル(8キロ)でぶつかっても平気な様に作られたショックアブソーバー付きの前後バンパーは中々強烈です。

内装も全く手が入っていない良くも悪しきも新車からの状態。
因みに走行距離は18万マイルを刻んでいました、

新車から50年。半世紀です。
これだけの長い間、同じ車に乗り続けることや、維持することは並大抵な事ではありません。
そんな元オーナーの思い出が詰まったこの車を持ち帰り、少し手を入れてみることにしました。
数日したら”Stock Cars”の方にアップしますので、ご興味があればご覧になってみて下さい!
春のドライブ会、と言っても昨日の大雨から天候は回復し、28度の気温
そしてかなり高い湿度で、既に夏の様な気温の中での今年3回目の例会に途中棄権ながらF-Typeで参加。

F-Typeは各グレード5台の参加で、この頃だんだん増えて来ています。海老名SAにて。
この後足柄SAで再び集合するのですが、御殿場近くなると天候が崩れ始め、濃霧に。
久々に霧の中、霧というか前方がほぼ見えない中での走行となり緊張しました。

足柄SA。ここから御殿場が濃霧に。
沼津I.C下車からのメンタイパーク伊豆で再び集合の後、」中伊豆ワイナリーヒルズにて昼食、という
スケジュールでしたが、こちらで名誉会長御年88歳のX300XJとご一緒に海老名に戻り昼食を頂きました。
今回はお父様の形見の1955年XK140DHCを、ご子息が奇麗に再仕上して乗って来られていたのですが、
(ボンネットを開けているシルバーのクルマ)
クルマを受け継がれてしかもちゃんと手を入れて、尚且つ父親が古くから在籍していたクラブミーテイングに
メンバーとして参加されているのは本当に素晴らしいし、また羨ましい、とも思いました。
