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”大変お待たせ致しまして申し訳ございません”

販売した後の追加修理や塗装作業などや比較的大掛かりな修理でお車をお預かりすると、
時として我々も気が付くとお預かりをしてからこんなにも時間が経っていたのか!と思うことがしばしばあります。

この1955年ジャガーXK140は、エンジン、ブレーキ、クラッチなどの機関関係のかなり大掛かりな修理でなんだかんだで2年ちょっとの間お預かり。
オーナーにしてみれば、忘れた頃戻ってくるので、嬉しいと言う感情よりもやれやれ、みたいな気持ちでしょうか。

途中で売却を考える方も少なくないかもしれません。
でもやはり、愛車が綺麗なり調子良くなって帰ってくると嬉しいに決まってますよね。満面の笑顔にもなります。
”大変お待たせ致しまして、申し訳ございません”
と御挨拶すると、待ちぼうけを食らっていてイライラしていたであろう時も忘れてしまった様な笑顔を見るとこちらも安心します。

この1964年アストンマーティンDB5は、全剥離からのオールペイント。
約1年半という時間は、我々にするとその作業内容から言って普通というかどちらかというとむしろ早い、と思うのですが、
購入してから一度も乗らずに待つているお客さんからすれば、とても長い時間に感じた事でしょう。

”大変お待たせ致しまして申し訳ございません”
近年良く口にするフレーズになってきました。
この業界もご多分に漏れず高齢化などにより、仕事はあっても仕事をを辞めてしまう方や慢性的な人手不足で、少なくなった外注先にますます仕事が集中、納期が見えない作業が多々あります。
若者の車離れも相まって、次の世代に担い手がとても少ないのも不安要素ですね。
今年はまだあと数回、このフレーズを言わなくてはいけないのでしょうね😢
全然違う話なのですが偶然揃った
ジャガーXJ Sr.2 12L 1978年 とXJ-6C 4.2 1977年
XJのシリーズ2も先ず街中では見なくなりましたね。

正規輸入者でも北米仕様が輸入されていた70年代。5マイルバンパーが、今となっては時代を強く感じさせます。